「技術・人文知識・国際業務ビザ」徹底解説

技術・人文知識・国際業務ビザの6つの基本要件とは

5分40秒
青色のファイルを手に解説するスーツ姿の専門家

　技術・人文知識・国際業務ビザをはじめとする就労ビザには、それぞれ様々な要件が設けられています。

　では、技術・人文知識・国際業務ビザには、どのような基本要件が定められているのでしょうか。

技術・人文知識・国際業務ビザの基本要件

　技術・人文知識・国際業務ビザの基本要件としては、以下の6つが挙げられます。

 

　① 学歴要件・実務要件

　　＊「学歴要件・実務要件」の詳細を確認する。

　② 専攻内容と職務内容との関連性

　　＊「専攻内容と職務内容との関連性」の詳細を確認する。

　③ 日本にある会社などとの契約

　　＊「日本にある会社などとの契約」の詳細を確認する。

　④ 事業の適正性・安定性・継続性

　　＊「事業の適正性・安定性・継続性」の詳細を確認する。

　⑤ 日本人と同額以上の報酬

　　＊「日本人と同額以上の報酬」の詳細を確認する。

　⑥ 外国人本人の素行が善良であること（在留状況が良いこと）

　　＊「外国人本人の素行が善良であること（在留状況が良いこと）」の詳細を確認する。

 

 

　①「学歴要件・実務要件」と、⑥「外国人本人の素行が善良であること（在留状況が良いこと）」とは、外国人本人に関する要件です。

 

　②「専攻内容と職務内容との関連性」と、③「日本にある会社などとの契約」とは、外国人本人と雇用主との両方に関わる要件になります。

 

　そして、④「事業の適正性・安定性・継続性」と、⑤「日本人と同額以上の報酬」とは、雇用主に関する要件です。

 

　例えば、外国人本人が要件をクリアしていても、雇用主が要件をクリアしていなければ、技術・人文知識・国際業務ビザは許可されません。

　技術・人文知識・国際業務ビザを取得するためには、外国人本人と雇用主との双方が要件を満たす必要があります。

 

基本要件の中には、カテゴリーによって異なる要件と、各カテゴリーに共通する要件とがあります

　上記の基本要件には、「技術」・「人文知識」・「国際業務」のカテゴリーによって異なる要件と、「技術」・「人文知識」・「国際業務」のいずれのカテゴリーにも共通する要件とがあります。

 

　カテゴリーによって異なる要件は、①「学歴要件・実務要件」と、②「専攻内容と職務内容との関連性」です。

 

　各カテゴリーに共通する要件は、③「日本にある会社などとの契約」、④「事業の適正性・安定性・継続性」、⑤「日本人と同額以上の報酬」、および⑥「外国人本人の素行が善良であること（在留状況が良いこと）」です。

 

　技術・人文知識・国際業務ビザで外国人を雇用するに際しては、雇用予定の外国人の方が行う仕事の内容が、技術・人文知識・国際業務ビザのどのカテゴリーに該当するのかを判断した上で、該当するカテゴリーの要件をしっかりと確認する必要があります。

 

　次回以降は、これらの基本要件について、それぞれ詳しく説明していきたいと思います。

　次のコラム【技術・人文知識・国際業務ビザの基本要件①：学歴要件・実務要件】では、まず、1つ目の基本要件である「学歴要件・実務要件」について解説させていただきます。

 

まとめ

 

Memo   

技術・人文知識・国際業務ビザの基本要件は、次の6つです。① 学歴要件・実務要件、② 専攻内容と職務内容との関連性、③ 日本にある会社などとの契約、④ 事業の適正性・安定性・継続性、⑤ 日本人と同額以上の報酬、⑥ 外国人本人の素行が善良であること（在留状況が良いこと）

 

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