<目次>
行政書士オフィスJ代表プロフィール
名前
神澤 正広 (かみざわ まさひろ)
出身地
兵庫県加古川市生まれ、主に尼崎育ち、現在は西宮市在住
所属
日本行政書士連合会
兵庫県行政書士会 阪神支部
学歴
神戸市立外国語大学 外国語学部 英米学科 卒業
資格
行政書士(申請取次行政書士・著作権相談員)
TOEIC990点(2回連続満点取得)
実用英語検定1級
二級知的財産管理技能士(管理業務)
実用フランス語検定3級
自己紹介Q&A
♦仕事編♦
特許翻訳者をしていました。特許翻訳者としてのキャリアは、特許事務所に勤務していた時代と、その後のフリーランス時代を合わせて約18年です。特許翻訳のクライアント様からは、長年にわたって信頼いただいており、現在も特許翻訳者の仕事を続けております。
ちなみに翻訳以外の仕事としては、飲食店での調理や、フォークリフトの運転手、塾講師、バーのマスターなどの経験があります。
私は、長年、特許翻訳という専門職に誇りを持って携わってまいりましたが、かねてから、これまでに培った経験と知識を活かして、より直接的に人の役に立つことができないかと考えていました。
そのような折、行政書士という仕事に巡り合いました。特に、外国人の方のビザ申請や帰化申請などの国際業務を専門とする行政書士の存在を知ったとき、まさしく、これこそが私のすべき仕事だと感じました。その大きな理由の一つは、過去の海外体験です。
私は、30才になる年に、初めての海外旅行にも関わらず、リュックを背負ってヨーロッパを中心に半年間の一人旅に出かけました。具体的な計画は一切立てない行き当たりばったりの旅で、不安もありましたが、不思議と寂しい思いをしたことは殆どありませんでした。それは行く先々で様々な出会いがあり、色々な人に親切にしてもらったからです。外国人として旅をしているとき、現地の人々の優しさというのは、何事にも代えがたく、有名な観光名所よりも、現地の人達との触れ合いの方が強く思い出に残っています。
こうした経験から、今度は自分が、日本で暮らす外国人の方たちの助けになれればと思っておりましたので、ビザ申請などの国際業務を専門とする行政書士は、まさに私の長年の希望を叶えてくれる仕事だと思い、行政書士の資格を取りました。
どちらも緻密さが求められる専門的な職種ですから、プレッシャーを感じることも多く、大変ではあります。しかし、その分達成感も大きいので、どちらの仕事も日々やり甲斐を感じながら取り組んでいます。
行政書士と特許翻訳者の二足の草鞋は珍しいかもしれませんが、実は相乗効果もありまして、これが自分ならではのワークスタイルだと感じています。
特許翻訳者としてはフリーランスで活動しており、自分次第で時間のやりくりが可能なことから、これからも二刀流で頑張ってこうと思っています。
特許翻訳者の仕事を説明するために、まず、特許について簡単に説明させていただきます。
何かを発明し、その発明の権利を主張するには、特許が必要なのはご存じかと思います。
特許を取るためには、特許庁へ特許出願を行わなければなりません。その際、特許明細書という、発明の内容を詳しく説明するとともに発明の権利範囲を定義した文書を特許庁に提出します。通常、特許明細書は、発明者から依頼された弁理士や特許技術者によって作成されます。特許庁の審査官は、特許明細書などの出願書類に基づいて審査を行います。審査の結果、特許性があると判断されれば、発明者に特許が与えられることになります。
しかし、日本で取った特許は、あくまで日本国内だけで通用するものなので、外国で発明の権利を主張するには、外国でも特許出願をしなければなりません。例えば、アメリカでも特許を取りたいという場合には、特許明細書を英語に翻訳した上で、アメリカの特許庁に提出しなければなりません。特許翻訳者は、そういった場合に依頼を受けて、特許明細書を日本語から外国語に翻訳します。また、外国の発明者が日本で特許を取りたいという場合には、特許翻訳者は、特許明細書を外国語から日本語へ翻訳します。
特許明細書には、技術文書としての役割と、法律文書として役割がありますので、特許翻訳者には、語学力は勿論のこと、技術に関する知識、そして特許法をはじめとする法律的な知識も不可欠です。日本から外国への特許出願の場合も、外国から日本への特許出願の場合も、特許庁の審査官は、翻訳文書に基づいて審査を行いますので、翻訳の品質次第で、特許が取れなくなってしまったり、特許が取れても権利範囲が狭くなってしまったりすることが起こり得ます。
ですから、特許翻訳は、数ある翻訳分野の中でも特に難易度が高く、高度なスキルが要求されます。
先ほども触れましたように、特許翻訳は、非常に専門性の高い仕事ですので、クライアント様に満足していただける高品質な翻訳を行うには、発明者や、特許明細書を作成した弁理士・特許技術者、特許庁の審査官のそれぞれの視点に立ちつつ作業を進めなければなりません。
つまり、発明者の立場に立つことは勿論重要なのですが、同時に、特許明細書の読み手である審査官の立場にも立って考えることで、より良い翻訳に仕上げることができます。私は、日本語を英語に翻訳しますが、心構えとしては、単に日本語を英語に置き換えるのではなく、英語の特許明細書を作成するという意識で取り組んでおります。
一方、私が行政書士として携わっている国際業務では、出入国在留管理局へ提出するビザ(在留資格)の申請書類を作成するのですが、この場合も、ご依頼者様と出入国在留管理局の審査官との両方の視点を持つことが重要です。つまり、ご依頼者様に寄り添うことを第一に考える一方で、審査官の視点を意識しながら申請書類を作成することで、本来許可されるべき申請が不許可になってしまうような事態を避けることが可能になります。
行政書士と特許翻訳者との共通点としては、このように多角的な視点を持ち広い視野で考えながら、間違えの許されない重要な書類を作成するという点だと思います。
私が行政書士として携わっている国際業務では、ビザの申請が許可となるか不許可となるかは、外国人の方にとっては人生を左右する大きな問題です。
そうした重大な局面に立つ方のお手伝いをさせていただいているということを肝に銘じ、常に正確で丁寧な仕事をするように心がけています。
また、私は翻訳者としてのバックグラウンドを持つことから、一つ一つの言葉を大切にし、作成する書類の品質へのこだわりを強く持つという姿勢を常に心がけています。
私はこれまで、特許翻訳者としての立場から、日本の発明者の外国での特許取得をサポートすることで、微力ながら日本の経済発展に貢献してまいりました。
行政書士としては、日本社会の一員として活躍が期待される外国人の皆様や、事業の発展と継続のために優秀な外国人の方の力を必要とする経営者の皆様をサポートすることで、日本社会への貢献を果たしていきたいと考えています。
ビザ申請や帰化申請をご自分で行おうとすると、思った以上に時間がかかったり、予期せぬ障害にぶつかったりと、何かと不安がつきものだと思います。
もし少しでも不安をお持ちでしたら、どうぞ私にご相談ください。身近で頼れる専門家として、親身にお手伝いさせていただきます。
♦パーソナル編♦
エレファントカシマシ、スピッツ、森山直太朗、スターダスト☆レビュー、桑田佳祐、山下達郎、吉田拓郎、木村充揮(憂歌団)、やしきたかじん、長渕剛、柴田淳、石嶺聡子、和太鼓松村組などです。
特に最近気になるのは、地元西宮市出身のシンガーソングライター“あいみょん”です。
『レ・ミゼラブル』、『ミス・サイゴン』、『オペラ座の怪人』などです。
昔ロンドンに滞在していたときにミュージカル観劇にはまり、食費を切り詰めては、安い席のチケットを買って何度も観に行った『レ・ミゼラブル』、『ミス・サイゴン』、『オペラ座の怪人』の感動は今でも忘れられません。
沢木耕太郎『深夜特急』、夏目漱石『こころ』、太宰治『人間失格』、ジェフリー・アーチャー『ケインとアベル』、馳星周『不夜城』シリーズ、ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』、ジョージ・オーウェル『1984年』、司馬遼太郎『竜馬がゆく』、吉田修一『悪人』、湊かなえ『告白』などです。
30歳のときに半年の海外一人旅に出たのは、勿論『深夜特急』の影響です。
昔、飲食店で働いていたときに毎日作っていたので、オムレツを上手に作れます。
プチ自慢としては、体が柔らかいことです。最近は、前後スプリットをほぼ達成できるところまで来たので、いつか180度開脚ができるようになりたいです。
基本的に楽しみながら学習したいという考えから、好きな映画やドラマを繰り返し観てリスニング力を鍛えたり、お気に入りの作家のペーパーバックを読んで読解力を高めたりということを日々繰り返していました。
また、TOEICで満点を取るには、本番での時間配分が重要なので、TOEIC熱が高い韓国から評判の良い問題集を取り寄せて、本番と同じように時間を測りながら問題を解きまくることで実践練習を積みました。この実践練習はとても効果的だったと思います。
チャップリンが映画『ライムライト』の中で言った次のセリフです。
『人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しのお金だ。』
Life can be wonderful if you’re not afraid of it. All it takes is courage, imagination… and a little dough.