大阪府の外国人雇用状況③：在留資格別の外国人労働者数

6分1秒

在留資格別の外国人労働者数（大阪府）

　次に、大阪府内で働く外国人労働者の数（2019年（令和元年）10月末現在）を在留資格別に見てみましょう。

＜在留資格別の外国人労働者数（大阪府）＞

在留資格	外国人労働者数	全体に占める割合
専門的・技術的分野の在留資格	25,816人	24.5%
（うち在留資格「技術・人文知識・国際業務」）	21,473人	20.4%
在留資格「特定活動」	2,821人	2.7%
在留資格「技能実習」	20,838人	19.8%
資格外活動	31,220人	29.6%
（うち在留資格「留学」）	28,094人	26.7%
身分系の在留資格	24,684人	23.4%
（うち在留資格「永住者」）	14,106人	13.4%
（うち在留資格「日本人の配偶者等」）	5,668人	5.4%
（うち在留資格「永住者の配偶者等」）	963人	0.9%
（うち在留資格「定住者」）	3,947人	3.7%

＊厚生労働省大阪労働局が令和2年（2020年）2月3日に発表した「大阪労働局における外国人雇用状況の届出状況（令和元年10月末現在）」を基に行政書士オフィスJが作成

これらのデータから分かること

　大阪府内で働く外国人労働者の数を在留資格別に見てみると、2019年（令和元年）10月末現在、在留資格「留学」で「資格外活動許可」を取って働いているケースが28,094人と最も多く、次いで在留資格「技術・人文知識・国際業務」が21,473人、在留資格「技能実習」が20,838人、在留資格「永住者」が14,106人、在留資格「日本人の配偶者等」が5,668人、在留資格「定住者」が3,947人、在留資格「特定活動」が2,821人、そして「永住者の配偶者等」が963人と続きます。

在留資格別の外国人労働者数（大阪府）上位5つ

　① 資格外活動許可（在留資格「留学」）

28,094人（全体の26.7%）

　② 在留資格「技術・人文知識・国際業務」

21,473人（全体の20.4%）

　③ 在留資格「技能実習」

20,838人（全体の19.8%）

　④ 在留資格「永住者」

14,106人（全体の13.4%）

　⑤ 在留資格「日本人の配偶者等」

5,668人（全体の5.4%）

　外国人留学生は、原則、日本で働くことはできませんが、「資格外活動許可」を取れば、いわゆる就労ビザを持つ外国人には許されていない単純労働にも従事できます（ただし、就労時間は、原則、週28時間以内などの制限あり）。

　そのため、大阪府内では、業種によっては外国人留学生が貴重な労働力となっていることが伺われます。

　また、就労ビザの代表例と言える在留資格「技術・人文知識・国際業務」（技術・人文知識・国際業務ビザ）が21,473人で、全体の20.4%を占めています。

　このことから、大阪府内では、ホワイトカラー系・エンジニア系などの専門分野における外国人労働者へのニーズも高いことが伺い知れます。

まとめ

Memo

大阪府内の外国人労働者数を在留資格別に見た場合、2019年（令和元年）10月末現在、在留資格「留学」で「資格外活動許可」を取って働いているケースが最も多く（28,094人）、次いで在留資格「技術・人文知識・国際業務」（21,473人）が多く、在留資格「技能実習」（20,838人）、在留資格「永住者」（14,106人）、在留資格「日本人の配偶者等」（5,668人）の順に続きます。

就労ビザの代表例である在留資格「技術・人文知識・国際業務」（技術・人文知識・国際業務ビザ）で働く外国人の数は、2019年（令和元年）10月末現在、大阪府内では21,473人で、全体の20.4%を占めており、ホワイトカラー系・エンジニア系などの専門分野における外国人労働者へのニーズも高いことが伺われます。

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