在留カード番号が失効していないかを確認する方法

 在留カードの記載内容に問題が無くても、在留カード番号が失効していては意味がありません。

 ですから、外国人を雇用する際には、在留カードの記載内容の確認に加えて、在留カード番号が失効していないことも念のため確認しておいた方がよいでしょう。

在留カード番号の記載位置

 在留カード番号は、在留カード表面の右上にあり、英字2桁+数字8桁+英字2桁で記載されています。

 

<在留カードのサンプル(表面)>

日本に在留する外国人が所持する在留カードのサンプル(表面)

(出典:法務省出入国在留管理庁HP)

 

 このサンプルでは、「AB12345678CD」という在留カード番号が記載されています。

 

 なお、在留カード番号が失効していないことを確認する際には、在留カード番号に加えて、在留カードの有効期間の入力も必要になります。

 在留カードの有効期間は、在留カード表面の最下部に記載されています。

 上記のサンプルでは、「このカードは 20181020日まで有効 です」と記載されています。

 

確認方法の手順

 在留カード番号が失効していないことは、出入国在留管理局の「在留カード等番号失効情報照会ページ」を利用して確認できます。

  

 まず、出入国在留管理局の「在留カード等番号失効情報照会ページ」にアクセスし、以下の2つの項目に入力を行ってください。

 

 (1) 在留カード等番号

  在留カード表面の右上に記載されている在留カード番号を入力してください(英字は半角大文字で入力してください)。

 (2) 在留カード等有効期間 

  在留カード表面の最下部に記載されている在留カードの有効期間を入力してください(半角数字で入力してください)。

  なお、日付の「月」や「日」が1桁の場合は、0を加えてください。例えば、有効期間が「2020年9月9日」であれば、「2020」年「09」月「09」日と入力します。

 

 次に、画像認証を入力し、「問合せ」ボタンを押します。

 

 すると、問合わせ結果が表示され、在留カード番号が失効していないかどうかを確認することができます。

 

偽造された在留カードか否かの見分け方

 なお、「在留カード等番号失効情報照会ページ」で在留カード番号が失効していないことを確認できた場合でも、その在留カードが偽造された在留カードではないという証明にはなりません。

 これは、近年、実在する在留カード番号を悪用した偽造在留カードも流通しているからです。

 

 偽造在留カードの悪用を防止するため、在留カードには、次のような偽変造防止対策が施されています。

 

日本に在留する外国人が所持する在留カードに対して施されている偽造防止対策

(出典:法務省出入国在留管理庁HP)

 

 これらの偽変造防止対策も念のためにチェックして、偽造在留カードではないことを確認しましょう。

 

まとめ

 

Memo   

在留カードの記載内容に加えて、在留カード番号が失効していないことも、出入国在留管理局の「在留カード等番号失効情報照会ページ」で確認しておきましょう。

実在する在留カード番号を悪用した偽造在留カードも流通していますので、在留カードに施されている偽変造防止対策も念のためにチェックして、偽造在留カードではないことを確認しましょう。

 

 前のコラム【在留カードのチェックポイント④:在留カード有効期間】を読む

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